遊心論

明日を夢見る人間信者

今期一度も使うことのなかった幻のジャンド

お久しぶりです。遊心です。

 

最近みなさん遊戯王やれてますか?

僕はやれてません。

ルールが変わってこれからというタイミングで世界が大変なことになり、それどころではなくなってしまいましたね。


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徐々に店やデュエルスペースも戻り始めていますが気付けばそろそろ改訂の時期。

僕は一度も【ジャンド】を使わないまま来期を迎えることになりそうです。

 

そこで、今回はなんだかんだ考えてはいた一度も使ってない今期の【ジャンド】について紹介でもしようかなと思います。

 

 

  • 採用カードの変化
  • 採用カード1枚ずつの解説
  • まとめ

 

以上の順でお話しようかと思います。

とはいえ、上でも述べた通り一度もまともに使ったことがない構築(構築のベースはほぼ変わってはいない)であるため、考え方などはもしかしたら環境とはずれている可能性があることを理解した上で読んでいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

採用カードの変化

まずは現在の構築を見てみます。

 

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 「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」を採用した、「コズミック軸」「12軸」と呼ばれる構築です。「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」を採用しない「中軸」は別の機会(があれば)に解説します。

全体的に正直ほとんど変わってません。サイドデッキに関してもまったくやっていないのであんまりあてにならないと思います。

ちょっとした変化としては今まで40にしかしてこなかったのを41に変えたところでしょうか。

41になった理由はシンプルです。

単純に「終末の騎士」を追加しました。

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代わりに1枚削らなかった理由は、これ以上抜いていいカードがなかったからです。

 

メインデッキに関してはあまり変化がないのでエクストラデッキを見てみます。

エクストラデッキの採用カードで大きく変わったのは2枚です。

  1. 「PSYフレームロード・Ω 」→ 「混沌魔龍 カオス・ルーラー」
  2. 「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」

 

 

混沌魔龍 カオス・ルーラー

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今までは「PSYフレームロード・Ω」を採用していた枠に「混沌魔龍 カオス・ルーラー」を採用しました。

カオスルーラーに変えたことで変わった点は以下の2点です。

  1. 単純に打点が高い
  2. 展開の爆発力が上がった

 

1.打点について

2800より3000の方が強いのは数値的な点だけではないです。このデッキでワンキルしようとなった時、今までは「瑚之龍」「PSYフレームロード・Ω」「氷結界の龍 トリシューラ」の3体を目指すことになりました。しかし、この合計攻撃力は7900であるためドッペルトークンなどが絡まない限り少し足りません。


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「PSYフレームロード・Ω」の代わりに攻撃力が3000であれば8100となりワンキルに届く計算になります。

そう、カオスルーラーならね。


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2.展開の爆発力について

改めて「混沌魔龍 カオス・ルーラー」の効果を確認してみましょう。

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S召喚成功時にデッキトップ5枚を捲り墓地に送ります。光か闇が捲れた場合は1枚手札に加えることができます。

この効果は、光か闇が捲れても強いし捲れなくても強いです。

 

  • 光闇が捲れなかった場合について

このデッキには「妖精伝姫-シラユキ」が採用されています。

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カオスルーラーの①の効果でシラユキが捲れた場合墓地に送って妨害が増えるのはもちろん、単純に5枚の墓地肥やしによりシラユキのコストが確保しやすくなります。

また、「ジェット・シンクロン」や「リ・バイブル」など、自己蘇生可能なチューナーが落ちるとさらにチューナー供給が可能となり、「ドットスケーパー」や「幻獣機オライオン」が落ちれば、非チューナーの供給になります。

 

  • 光闇が捲れた場合について

捲れて強い光闇のカードは次の通りです。

 


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デッキの代名詞である「ジャンク・シンクロン」と「ドッペル・ウォリアー」をはじめとして光闇モンスターは数種類あります。

その中でも特に「ドッペル・ウォリアー」は誘発貫通、展開力強化に繋がる最強レベルのカードです。


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「ジャンク・シンクロン」「終末の騎士」は次のターンの動きを確保する為に優秀で、後続確保という意味で捲れて強いカードです。

 

そして、「エフェクト・ヴェーラー」「幽鬼うさぎ」「原始生命態ニビル」の3種の手札誘発は妨害札として機能します。中でも「原始生命態ニビル」は「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」との相性が抜群です。


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「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」が効果を使って場からいなくなったタイミングでの相手のワンキルを阻止する役割が大きく、「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」唯一の弱点(壊獣等は除く)と言ってもいいプレイヤーの死を回避できる可能性が出てきます。

 

長々と「混沌魔龍 カオス・ルーラー」について説明してきましたが、それほど強力でとても【ジャンド】と相性が良いです。(最初個人的評価はあまり高くなかったのは内緒🙊)

 

クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン


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次は、「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」についてです。

「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」についてお話しする前に他の候補についてもお話ししようと思います。

2020/04以前のルールでは、この枠は「PSYフレームロード・Λ」などの、マーカー2個のリンク2モンスターでした。これは、展開する為には最低マーカーが2つ必要だった為に採用されていましたが、ルールの変更によりマーカーを確保する必要はなくなりました。

では、その空いた一枠に何を採用するかですが、この一枠には「トロイメア・フェニックス」を採用している人がいます。


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「トロイメア・フェニックス」である理由としては主に以下の2点が挙げられます。

  1. 魔法・罠が主軸の非展開デッキ相手に少し強くなる。
  2. リンクロスを出す為のリンク2

他にも2ターン目以降の「ジャンク・シンクロン」が強くなるなどの理由は存在するのですが、今回はそちらは重要では無いため除外します。

 

1.非展開デッキへの対抗

元々【ジャンド】は罠を多く使用するデッキとはあまり相性がよくありません。「神の宣告」をはじめとした召喚無効系の罠はシンクロモンスターの蘇生制限すらも満たせず完全に無力化されてしまいます。また、「スキルドレイン」などの永続罠も、ほとんどの場合展開を止められてしまいます。それらのカードを除去する手段は「瑚之龍」と「氷結界の龍 トリシューラ」のみであり、トリシューラに関してはある程度展開できていることが前提になりがちです。それをカバーする為の「トロイメア・フェニックス」になります。召喚条件も緩く、エクストラから用意できる除去としては使い勝手もよく、今ならマーカーも気にする必要はありません。永続罠系統に関しては明確な回答にはなりにくいですが、召喚無効系はフェニックスで踏みにいくことができます。

 

2.リンク2モンスター

現在多くの展開デッキが採用している「リンクロス」ですが、【ジャンド】もリンクロスの恩恵を受けています。
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さて、「リンクロス」を用いた展開デッキの中でも特に環境で使われている、あるいは話題になっているデッキについて考えてみます。

【セフィラ】【3軸シンクロ】【シンクロダーク(戦士シンクロ)】

他にも挙げられるかと思いますが、個人的な知識の問題で今回はこの3つを軸に紹介していきます。

これらの3種のデッキの共通点は、〔リンク2モンスターが複数採用されている〕という点です。

セフィラであれば「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」、3軸シンクロは「彼岸の黒天使 ケルビーニ」、そしてシンクロダークでは「聖騎士の追想ゾルデ」がそれぞれ使用されています。これにより、誘発の当てどころを散らすことができ、リンクロスによるチューナー以外のモンスター(以下非チューナー)の確保を容易にします。

ではジャンドの展開を見てみましょう。

 

 

動画ではすでに☆1チューナーを用意した状態でスタートしていますが、実際にはまだないものとします(墓地に「ジェット・シンクロン」など)。

この展開では、「水晶機巧-ハリファイバー」に誘発を当てられた時点で展開がストップします。そういう場合、大抵ハリファイバーをリンクロスに変換せずにターンを終了します。さらに、ハリファイバーは相手ターン中にシンクロチューナーに変換してしまうことが多く、その時点でリンクロスを出す手段は失われてしまいます。

そんな時に2ターン目以降にリンクロスを狙えるように「トロイメア・フェニックス」が採用されています。

 

以上の理由があるにも関わらず、僕がなぜクリスタルウィングを採用しているのかは以下の点にあります。

 

  1. 誘発ケア
  2. 盤面突破力

 

1.誘発ケア

ここまで何度かお話しした通り、ルールが変わりマーカーを気にする必要がなくなりました。それにより、今まではできなかった誘発ケア方法ができるようになりました。それは、本命展開を行う前に効果を無効化するモンスターを出しておくことです。実際に【3軸シンクロ】など多くのデッキでは、ハリファイバーを出す前に「虹光の宣告者」を出しておくことで、その後の展開を保障しています。元々、新ルールが発表された時点からエクストラデッキを一枠空けれること、「虹光の宣告者」などで誘発ケアを行おうというのは考えていたので、クリスタルウィングを採用することにしました。

「虹光の宣告者」ではなく、「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」である理由は次のルートを使用するためです。

 

 

 ハリファイバーを出す前にクリスタルウィングを出せる条件は基本的に「☆3チューナー+ドッペル+チューナー」です。ルートが変わり、ライブラリアンのドローがなくなりますが、「ジャンク・コンバーター」が絡む場合にもできることがあります。「虹光の宣告者」ではレベルが合わず、「シューティング・ライザー・ドラゴン」ともかみ合わないためクリスタルを優先しました。

 

2.盤面突破力

こちらは後攻での想定になります。「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」は置物系のモンスター、いわゆるシステムクリーチャーに対して有効になることがあります。有名なところでは「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」に対して一方的に殴り勝てます。

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最近の環境ではシンクロデッキの台頭もあり、高レベルのモンスターが多く、クリスタルが有効な相手が増えているのではないかと思います。

なんてったってクリスタルかっこいいしね!!

 

 

採用カード

 ここからは採用カード1枚ずつの採用理由等を説明していきたいと思います。

再度現在の構築確認。

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では左上から順に見ていきます。

 

ジャンク・シンクロン

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デッキの代名詞の片割れ。効果で蘇生できるモンスターはチューナーでも非チューナーでも選べる点が強力。効果の性質上初ターンより2ターン目以降が強いです。しかし、召喚権未使用で動いている場合には誘発貫通としても優秀であり、展開が強化されます。「トロイメア・フェニックス」を採用した構築であれば、2ターン目にこのカードを召喚するだけでフェニックスにつながります。過去の構築と違い、戦士族であることは重要ではないので初ターンに引いても強くないことから採用は2枚。 

 

ジェット・シンクロン

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現時点で最強の「シンクロン」。多くのシンクロデッキで2体分になれるチューナーとして採用されていることが多い。【ジャンド】では「ドッペル・ウォリアー」を起動できるチューナーであるため、ドッペルの相棒と言っていいぐらい重要。「アクセル・シンクロン」から墓地に送り、チューナー数を増やす動きは非常に重要なテクニック。また、①の効果は発動するだけで相手のテキスト確認を誘発できる。召喚権未使用での動きで非常によく使う効果ではありますが、誘発貫通の為にどちらの効果を使用するかの判断が難しい。初動になり得るカードなので3枚でもいいとは思いますが、コストにして強いカードが以前より減少している点と、「調律」でサーチできるため2枚採用。

 

クイック・シンクロン

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デッキに存在することに意義があるカード。基本的にハリファイバーの素材にしかなりません。シンプルに盤面のモンスターを増やすことができるため、場合によっては誘発貫通につながります。「調律」でのサーチ先の選択肢として入っていると、「ジャンク・シンクロン」素引き時に初ターンでの「ジャンク・シンクロン」の効果を活かしやすくなります。また、以前の記事で紹介したことがありますが、「アクセル・シンクロン」を☆1チューナーに変えることができます。デッキに1枚あれば十分なので採用枚数は1枚。

 

ジャンク・コンバーター

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今の【ジャンド】で最も一枚初動に近いカード。①の効果を発動できるだけで基本ルートに入ることができます。「シンクロン」をサーチできることから、「シンクロン・キャリアー」も採用候補になります。「ジャンク」名称であるため「ジェット・シンクロン」のサーチ先としても優秀です。チェーン1.「天輪の双星道士」、チェーン2.「ジェット・シンクロン」の①の効果の順で「天輪の双星道士」の処理時に、サーチしたこのカードをそのまま特殊召喚できます。非常に重要な動きですので覚えておくと役立つと思います。枠を確保できれば3枚採用したいカード。

 

ドッペル・ウォリアー

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デッキの代名詞の相方。シンクロ素材にできれば単純に非チューナー3体分となるモンスター。【ジャンド】では「リンクロス」に誘発などを当てられ、非チューナーが確保できなくなると展開が止まりやすいです。しかし、このカードを引けていればリンクロスへの妨害は貫通できるため、「墓穴の指名者」並のパワーがあります。しかし、このカードを引けていたとしても、墓地から特殊召喚する方法がなければ持ち腐れとなります。「ドッペル・ウォリアー」を引けているときは、いかに墓地からの特殊召喚を残して展開できるかがポイントとなります。現在の構築では「聖騎士の追想 イゾルデ」を採用していないため、素引きできるように3枚採用。

 

リ・バイブル

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2体分になれる☆1チューナーその2。「緊急テレポート」に対応しているため、誘発貫通の役割や初動としての役割も高いですが、メインの役割は「ジェット・シンクロン」+「ドッペル・ウォリアー」のルートで必須。ジェットの効果を使用してしまうとチューナーの数が不足してしまうことがあるので、その不足を補う役割が多いです。素引したくないカードとしては上位。


幻獣機オライオン

 

 

ドッペルを引けていない時の基本ルートで必須。非チューナーを生めるチューナーは非常に優秀で、「トロイメア・フェニックス」を採用していればリンクロスが止められても非チューナーを生み出しやすい。

場に出せればハリファイバーへのうららやガンマなどをケアできる点も優秀です。 

 

 

 

 

 

 

 

ここで日記は途切れている。

リンクロス禁止

 

fin

 

 

 

追記

いちおう公認に持っていった時はそこそこ勝てました。
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