遊心論

明日を夢見る人間信者

シンクロダーク入門

はじめまして。遊心と申します。
ジャンドとシンクロダークの現状を自分なりにまとめ伝えようと思い、初のブログに試みようかと思います。
何度かツイキャスなどで話したことのある内容も含まれていると思いますが、改めて文字にして残そうと思います。
話したい内容が非常に多いため、かなり長い文章となっています。
また、ジャンド自体には最初の一部でしか触れていないのでジャンドに興味があって読んでくれる方はあまり期待には添えないと思いますのでご了承ください。

TOPIC

1. ジャンドからシンクロダークへ

2. 現在の構築とその経緯

3. 回し方で意識すること


1. ジャンドからシンクロダークへ*

まずは、「ジャンド」「シンクロダーク」この2つのデッキをご存知でしょうか。
前者は「ジャンク・シンクロン」「ドッペル・ウォリアー」この2枚のカードを主軸とした(していた)デッキです。
後者は、人によっては「手札を全て除外するデッキ」というような認識を持つ人もいるかもしれません。
両者に共通するのは「シンクロデッキ」という点です。
私は元々シンクロ召喚、そしてジャンドが好きでCSにもジャンドで出場するほどでした。しかし、2018年10月制限により、無慈悲にもサモン・ソーサレス(サモソ)の禁止によりジャンドは大幅な弱体化を受けました。
そこでそのリペアプランとして提示されたのがシンクロダークです。
サモソにより安定供給されていた優秀な非チューナー、特にドッペル・ウォリアー(ドッペル)を終末の騎士(終末)やD-HEROディアボリックガイ(ディアボ)などを使用し、聖騎士の追想ゾルデ(イゾルデ)から用意することを主とした構築です。
詳しい解説は2.現在の構築とその経緯で行いたいと思います。

この規制以来私はジャンドではなくシンクロダークを使用し続けています。今のジャンドの構築を考えた時に、基本展開が手札3枚以上消費するルートばかりになってしまうように感じ、誘発貫通が難しいと思い使用できていません。
ジャンドの強い構築ができたらぜひ教えてください。

現在もジャンドを使用しているプレイヤーとして光さんという方がおられます。
リンク・ディヴォーティートークン生成効果を非チューナーの用意手段として使用した新しい構築ですので興味のある方はフォローしましょう。
twitter.com


2. 現在の構築とその経緯*

1月制限発表後最初のCSでの構築と現在の構築です。

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変化としてはメインデッキに灰流うらら以外の手札誘発が採用されています。エクストラデッキにはTG ハイパー・ライブラリアン(ライブラ)が採用され、リンクモンスターの数は少なくなっています。

1月改定での主な影響としては、BF‐隠れ蓑のスチームの禁止によるルートの変化です。
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スチームがいなくなったことで、ライブラを採用しつつ様々な強力なシンクロモンスターを採用することが難しくなってしまいました。
環境初期と現在での構築の違いにもそれが読み取れるかと思います。

上記のように、現在のシンクロダークはドローを主軸とした構築(以下ドロー軸)と、エクストラに戦えるモンスターを多く採用した構築(以下高レベル軸)の2種類に大別できると考えています。
採用カードとしてガーデン・ローズ・メイデンや星杯の神子 イヴを採用した構築などが存在しますが、私はそれらのカードを使用した構築・ルートは使用していないため、今回は省きます。

環境初期は私は高レベル軸を使用していました。
高レベル軸の基本ルートは以下のようになります。

最終盤面:コズミック・ブレイザー・ドラゴン(コズミック)+水晶機巧-ハリファイバー(ハリ)+ドッペルトークン×2

基本展開を通した場合はほとんどの場合コズミックとトリシューラが盤面に残ることになります。
ただし、誘発を受けた場合コズミックまで到達することは非常に難しいです。(これはドロー軸にも言えますが)
そうなったときの妥協盤面として、エクストラに幅のある高レベル軸はドロー軸と比較した際に盤面の妨害は強くしやすいです。

次に、現在使用しているドロー軸の基本ルートです。

最終盤面:コズミック・ブレイザー・ドラゴン+5ドロー

こちらは、盤面での妨害はコズミックしかないため脆い部分もありますが、ドローによる手札回復は相手にプレッシャーを与えることもできます。

私がなぜ現在このドロー軸を使用しているかというと、高レベル軸を使用する中で誘発を受けながらの盤面の強度や捲り性能の高さは非常に感じていました。
しかし、そういう状況で何ターンドローしても2ターン目に動くためのカードを引けないことがありました。
そしてそれがそのまま負けにつながることがありました。
それ以降、私はドローによって2ターン目以降の後続を確保する必要があると感じドロー軸を選択しました。

ドロー軸に変えたことでもう一つ考えなければならないことがあります。
それが、手札誘発です。
手札誘発の有無は、ドロー=妨害が成り立つかどうかということに直結しています。
ジャンドが強かった要因の一つは間違いなく手札誘発です。それをシンクロダークにも流用したいと考えました。

ところで、スチームが禁止になったことで消えたルートの中に「ハリ下イゾルデ」というものがあります。
呼び方は私が勝手にそう呼んでいるだけなのですが、ふつうはイゾルデを素材にハリを出すところをハリのリンク先にイゾルデを出して回すルートがありました。
コズミックを出すためには最低でもマーカーが2つ必要です。しかし、イゾルデがマーカーを1つ埋めてしまうためふつうはルートに入れません。
しかし、今まではスチームでイゾルデをリリースすることでルートに入ることができました。
私は、この「ハリ下イゾルデ」のルートは安定感を高めるうえで非常に重要だと考えています。
ですので、改訂後もこのルートを作れないか考えていました。
ゾルデをリリースするという選択肢はもうなかったのでリンク素材にすることを考えました。
そこで目を付けたのがPSYフレームロード・Λでした。

そしてΛであれば、手札誘発も同時に採用できるのではないかと思い、構築を考えて今の構築に至りました。

実際に使ってみると相性のいい部分も多く、自分の中でしっくりきました。

3. 回し方で意識すること*

まず考えるべきことはもちろん、基本ルートに入ることです。
Λの採用により、非常に多くの組み合わせからもルートに入れるようになりました。
以下にその例をあげておきます。

ハリ下イゾルデルートに入るときに必要な条件は
1. ハリの効果含めてジェットとリ・バイブルの両方がそろうこと。
2. ハリの効果含めて戦士を2体用意できること。

主にこの二つです。
ルートに入る回数が少ないと感じる人はこれも考えて回してみてください。

次に誘発貫通における回し方です。

最も考えることは、可能な限りディアボリックガイを絡めることです。
というのも、最低限ハリファイバーが通れば☆8シンクロが立つからです。
このデッキはドッペルがいない場合コズミックは出ません
それをあなたが知っている場合誘発はどこに撃ちますか?
おそらくイゾルデだと思います。もちろん状況にもよるので毎回そうとは言えないと思いますが、ドッペルの有無は≒誘発貫通力および安定性です。
今のジャンド系統のデッキがいかにドッペルに依存しているかわかると思います。

では、ドッペルを素引きできているときはイゾルデ必要ないのではないかと思う方もいるかもしれません。
もちろんルートに入るだけなら必要ないですがその場合はハリに誘発をもらうことになるでしょう。
それにより☆1チューナーを用意できなくなってしまうと、これまたコズミックまでたどり着けません。
ですのでイゾルデを通る余裕がある場合は可能な限り通り、誘発を撃たせてください。

余裕があるときというのがどういうときなのかは以下の通りです。
1. ドッペルを使用せずに戦士×2+チューナーを用意できる。
2. 手札のドッペルを特殊召喚する手段がある。(蘇生札や墓地から特殊召喚できるチューナーがいる)
この2つを満たす場合が余裕のある状態と言えます。

最後に、どうしてもコズミックまでたどり着けない場合の回し方を紹介します。
コズミックまでたどり着けないような事故ハンドは以下の3つに大別できます。

1. 装備魔法の引きすぎや、戦士不足によりドッペルを用意できない。
2. 戦士しかおらず、チューナーが用意できない。
3. 誘発や指名者などを引きすぎて動けるカードがない。

1の場合はチューナーは用意できているので☆8シンクロにつなげられないか模索してください。
2の場合は多くの場合終末単騎ルートに入ることができます。
終末単騎ルートは下の動画の通りです。

3の場合は、現在の構築に採用されている誘発の中にγがあるため、γを握っているとき、またはγがなくても増殖するGを握っているときはそのままターンエンドします。あとは祈ってください。(ぶっちゃけ基本負けます。)

非常に長くなりましたが、話したいことは概ね話せたかなと思うので今回はこれぐらいで終わりたいと思います。
次回はもう少し詳しい回し方を、具体例とともに紹介しようかと考えてはいますが、まだ書くかわかりません。
希望が多ければ書くかもしれません。

それではこのあたりで。
最後までありがとうございました。